7歳の子供と初めての子連れ登山!富士登山のおすすめポイントや持ち物リストなど徹底解説

こどもと富士登山

最近話題の富士山登山ですが、子供と一緒に登ってみたいと思ったことはありませんか?

気軽に考えるのはNGですが、きちんとした装備と知識があれば十分挑戦できる山だと思います。

今回は登山歴3年の私が、7歳の息子を連れて2023年の夏休みに富士山に挑戦しました。

息子の体力を考え、8合目をピークとして山小屋に宿泊しご来光を拝む目標にしました。

その時の経験を踏まえ、富士山登山の魅力や注意点などをお伝えしたいと思います。

目次

富士山登山がおすすめの理由

まず富士山の魅力をいくつかご紹介していきます。

山小屋の中

山小屋が多く景色がきれい

富士山は独立峰なので、なんといっても眺めがきれいです。

登りながら一休みして周りを見渡すと、眼下に雄大な景色が広がり、雲海が見れることもあります。

他には、普通の山では考えられないほど山小屋が多いのも魅力です。

約1時間おきの距離で山小屋があるので、トイレの心配もないですし休憩や食事もでき子連れには安心です。

登山道が整備されていて人が多い

富士山は登山道が整備されているのも登りやすさのひとつです。

2023年は22万人の人が登るほど人気の山なので、8合目には救護所も設置されています。

もう一つは人が多いので、道迷いがないことや動けなくなったときにすぐに助けを呼べる安心感もあります。

日本一の山に登った自信がつく

関東にお住まいなら、大体どこからでも見える富士山。

今回は無理せず8合目をピークとしましたが、今でも息子は【富士山に登った】を誇りに思っています。

山小屋に泊まるという非日常体験も、とても楽しかったようです。

富士山登山おすすめルート

山頂でご来光を目指すなら、8合目か9合目の山小屋に宿泊するのがおすすめです。

8合目からだと約2時間で山頂に到着できるので、2時過ぎに山小屋を出発する計算になります。

王道 吉田ルート

一番登山者の多い吉田ルートは、きちんと整備され緩やかな登りなので初心者におすすめです。

山小屋も他のルートに比べ多いです。

デメリットとしては距離が長くなってしまうことと、登山者が多いがゆえご来光渋滞が起きることです。

今年から入山が事前予約制になっていますので公式サイトで確認を!

富士山オフィシャルサイト 【吉田ルート】通行予約システム

最短 富士宮ルート

静岡側にある富士宮ルートはごつごつした岩場があることや、やや急登といわれていますが、最短距離で登れ標高差が一番少ないのが魅力です。

吉田ルートができる前は、富士山登山といえばこのルートがメインでした。

今回使ったルート

今回は富士宮ルートで登り始め、8合目から富士山を横切り御殿場ルートに合流する【トラバースルート】で登りました。

宿泊はご来光がきれいにみれるという理由で、御殿場ルート七合九勺にある赤岩八号館にしました。

下山はそのまま御殿場ルートを降りて、富士山名物大砂走を体験し、宝永山に寄り道しながら富士宮ルートに戻ってきました。

トラバースルートは整備されていない部分を通るので、落石などの注意が必要です。

富士山登山道

子供との登山で注意すること

子供をつれての登山では注意することはたくさんあります。

崖側を歩かせないことや走らないなど技術面はもちろんですが、その他の山登りでの基本的な知識についてお伝えします。

装備はしっかりと

まず大人も子供も装備はしっかりと確認が必要です。

足のサイズにあった登山靴や上下セパレートの雨具などは基本ですが、ストックなどもあるといいと思います。

詳しくはこの後の富士山の持ち物に記載しますので、必ず確認しましょう。

レンタルもあるのでその辺りも上手につかって装備を万全にして臨みましょう。

天候や体調には要注意

山の天気は変わりやすいので、下界では晴れていても山では強風が吹き雨が降っているのはよくあることです。

標高が上がるほど気温が下がるため、富士山頂では20度以上気温が低くなっています。

何時間も登るので後半疲れが出てスピードが落ちたり、寒さと疲労で急に動けなくなってしまう人が毎年出ています。

天気予報と子供の体力を考え、決して無理しないことが肝心です。

高山病のリスク

富士山は標高が高いので高山病のリスクがあります。

主な症状は強い疲労感や頭痛、吐き気などですが、息子は途中から寒いと頻繁に口にしていました。

後から考えればあまりお昼を食べなかったので、軽い高山病の症状がでていたのかもしれません。

体調が万全であることは大前提ですが、食事・水分をしっかりとる、5合目で1時間ほど高度に体をならす、などと共に、ペースを守ってゆっくり登るのが大切です。

高山病の症状がでたら無理せず休憩して、場合によっては下山することも視野にいれておきましょう。

富士山登山の持ち物

持ち物リスト

必ず持っていくもの

登山靴ヘルメッド・ヘッドライト
上下セパレートの雨具行動食
YAMAPなど地図アプリ・地図水分(1.5~2リットル)
防寒具(フリースなどかさばらないもの)ファーストエイドキット
モバイルバッテリーお金(トイレ用に小銭多めに)

あったほうがいいもの

ストック・杖耳栓・アイマスク
ゲイター(靴の中に砂が入らない)ホッカイロ
日焼け防止グッズ(帽子、日焼け止めなど)手袋
ウェットティッシュ携帯酸素

子供は何かと手を汚すのでウェットティッシュはかなり重宝しました。

防寒具は軽くてかさばらないものが、重ね着できるのでおすすめです。

富士山の前におすすめ!練習の山3選

子供の体力がどの程度か測るためにも、富士山の前には必ず練習登山をしましょう。

できれば2~3座登って山登りになれておくと、より富士山を楽しめると思います。

高尾山(標高599m 所要3時間程ほど)

ルートがたくさんある、よく整備されて歩きやすいなど、まずは初めの1座目におすすめです。

途中の茶屋でお団子を食べたり、お楽しみで子供の気持ちを盛り上げましょう。

どうしても疲れたらケーブルカーで降りてくることもできます。

私は森の中の6号路で登り、お楽しみの多い1号路で降りてくるルートが好きです。

金時山(1213m 所要4時間ほど)

箱根外輪山のひとつで、頂上では目の前に富士山どーんの絶景が楽しめます。

富士山へのモチベーションがあがるとともに、富士山はこれの3倍も高いんだよ!と少し覚悟を決めてもらうためにも息子を連れて行きました。

ごつごつ岩が多い場所もあり、富士山の足場に慣れる意味でおすすめの低山です。

丹沢大山(1252m 所要4時間ほど)

神奈川県の伊勢原市にある大山も、初心者でも登りやすい山として有名です。

ケーブルカーで阿夫利神社まで上がり、そこから登山スタートが基本です。

先日はケーブルカーが運休で地獄をみましたので、必ず運行状況を確認していく事をおすすめします。

費用まとめ

今回の登山にかかった費用がこちらです。(大人1名、子供1名の合計)

山小屋宿泊代(2食付き)18,000
子供用レンタル代(雨具、靴、ストック)7,000
シャトルバス3,300
食費、雑費3,000
合計31,300円

富士山では水は1本500円ですが、そこは割り切って購入し楽しましょう。

トイレも100円から300円程度の協力金(チップ)がかかるためにも小銭は多めに必要です。

最後に

富士山登山

富士山登山は親子で一緒に目標達成できる最高のレジャーです。

毎日見ている日本一の山に登った経験と達成感は、きっと一生の思い出になるはず!

ぜひ注意事項を守って楽しく富士山に挑戦してみてください。

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この記事を書いた人

子供との1秒を大切に。

子供と残された時間
・生まれた時→100%
・幼稚園入園時→82%
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